
家族で楽しむ!三ツ矢サイダーミュージアム体験記 ~アサヒ飲料 明石工場見学レポート~
5月某日、土曜日の午後3時――
この日は、以前から気になっていた「三ツ矢サイダーミュージアム」こと、アサヒ飲料 明石工場の見学ツアーに参加するため、兵庫県明石市までやってきました。
参加メンバーは、私、妻、そして娘の3人。娘にとってもはじめての工場見学、社会見学。
果たしてどうなることやら…と少し緊張しつつも、現地に到着したのは見学時間ちょうど30分前の14時30分。

「三ツ矢サイダー」の歴史が楽しみながら学べるミュージアム
三ツ矢サイダーミュージアム アサヒ飲料明石工場
所在地 〒674-0093 兵庫県明石市二見町南二見1-33
三ツ矢サイダーミュージアム公式ウェブサイト
三ツ矢サイダーミュージアム(アサヒ飲料 明石工場)へのアクセス・営業時間・バリアフリー情報まとめ
爽やかな泡と歴史に出会える!「三ツ矢サイダーミュージアム」へ行こう!
ここでは、訪問前にチェックしておきたい、アクセス方法・見学時間・バリアフリー対応などの基本情報をご紹介します。
📍 基本情報
-
施設名: 三ツ矢サイダーミュージアム(アサヒ飲料 明石工場)
-
所在地: 兵庫県明石市(詳細は予約時に案内)
-
TEL(予約・お問い合わせ): 078-941-2309
※受付時間:9:00~17:00
※おかけ間違いにご注意ください
🕒 見学可能時間・予約
-
見学開始時間: 9:30~15:00
-
見学は完全予約制です
整備や指定休日により、休業日があるため事前にご確認ください。
三ツ矢サイダーミュージアム(アサヒ飲料 明石工場)ネット予約 ▷
注意事項
-
食品衛生上、飲食物の持ち込みは不可
-
補助犬は同伴可(その他ペットは不可)
-
製造ラインが稼働していない場合は、映像による案内になります
-
車で来場の際はアイドリングストップにご協力を

🚃アクセス | 三ツ矢サイダーミュージアム 公式ウェブサイト🚙
公共交通機関からのアクセス
-
山陽電鉄「東二見駅」から
・徒歩:約30分
・タクシー:約10分
-
JR山陽本線「土山駅」から
・タクシー:約15分
お車でお越しの方
-
第二神明道路「明石西IC」より車で約15分
- ◆🚙有料道路における障がい者割引制度についてのご案内 | NEXCO 西日本の高速道路・交通情報 渋滞・通行止め情報
※無料駐車場あり(台数には限りがあります)
♿ バリアフリー対応情報 明石工場 工場見学|アサヒ飲料 公式ウェブサイト
三ツ矢サイダーミュージアムは、誰でも安心して楽しめるようバリアフリー対応が整っています。
-
ベビーカー・車イスでの入場OK
-
おむつ交換台あり(2階に1か所)
-
車イス貸出あり(2台まで)※要事前確認
-
補助犬の同伴可
-
ベビーカーの貸出はなし(持参で対応可能)
💡 ワンポイントメモ
清涼飲料水の代名詞「三ツ矢サイダー」が生まれる過程を学べる見学コースは、子どもも大人も楽しめる内容。炭酸飲料の歴史展示や映像演出も充実しており、ちょっとした社会見学にもぴったりです。



ここには、以下のような体験・展示エリアがあります
オリエン・シアター
三ツ矢のはじまりコーナー
シュワシュワスクリーン体験コーナー
ギフトショップ(お土産売り場)

三ツ矢コレクション


エントランスホールで「三ツ矢」の歴史に触れる
まずは受付を済ませ、見学開始時刻までの間、製造棟1階のエントランスホールにある「三ツ矢のはじまりコーナー」などを見学。
エントランスに入ってすぐ目を引くのは、清潔感ある白と青を基調とした空間と、歴史を感じさせる展示の数々です。

あわが顔になっちゃう!?シュワシュワスクリーン
カメラで撮影した自分の顔が泡となってスクリーンに映し出され楽しめます。

大正から昭和にかけての三ツ矢サイダー製造機械 (旧三ツ矢記念館展示品)


大正から昭和初期にかけて使用されていた清涼飲料水をびんに詰める自動びん詰機。
12本の詰め口があり1分間に60本程度の『三ツ矢サイダー』を詰めることができます。

「三ツ矢のはじまりコーナー」でレトロな機械に出会う
シアターのあとは、再び「三ツ矢のはじまりコーナー」へ。ここでは、大正~昭和期に使用されていた三ツ矢サイダーの製造機械が展示されています。
実はこれ、旧「三ツ矢記念館」にあったものを移設したそうで、ガイドさんの説明によると当時はすべて手作業で炭酸を入れていたとのこと。
時代を感じるレトロなフォルムの機械に、思わず「おぉ…」と感嘆の声が漏れます。


ラベルの移り変わりが一目でわかる年表
どれも魅力的ですが、見学開始まではあと少し。まずは「三ツ矢のはじまりコーナー」を中心に見て回ることにしました。


オリエン・シアターで工場見学、社会見学のスタート
定刻の15時になると、専任ガイドの女性スタッフの方が登場。工場見学、社会見学ツアーがスタートします。
まずは「オリエン・シアター」へと案内され、約10分のショートムービーを鑑賞します。
ここでは、三ツ矢サイダーの誕生の経緯、明石工場の役割、環境への取り組みなどをわかりやすく紹介。
子どもにも理解できるように工夫された映像は、大人にとっても新しい発見がありました。

三ツ矢のはじまりコーナー


いざ工場見学、社会見学へ!
らせん階段を上って2階へ移動。いよいよ工場見学、社会見学が本格的にスタートします。

渡り廊下を通って製造エリアに向かう途中、「シュワシュワする道」と呼ばれる演出空間を通過。
天井から気泡のような光がきらめき、娘も思わず「わぁ~」と歓声をあげていました。
2階工場見学、社会見学
ここからは、写真撮影が禁止されているゾーン。セキュリティや衛生面への配慮が徹底されていることが伝わってきます。
ペットボトル製造ラインの見学
見学の最初はペットボトル製造ライン。三ツ矢サイダーのほか、WILKINSON(ウィルキンソン)や十六茶など、さまざまな飲料が製造されている様子を、上からのぞくように見学します。
実際にペットボトルの原料が熱で加工され、成型される過程から、飲料が充填され、キャップがされ、ラベルが貼られていく一連の工程を、テンポよく間近に観察。娘も真剣な眼差しで見入っていました。
途中には調合室の展示もあり、原料となるコーヒー豆やはと麦に実際に触れて、その香りを体験できるコーナーも。「これ、いい匂いする~!」と娘がはしゃぐ姿に、自然とこちらも笑顔になります。



3階工場見学、社会見学 ここからは撮影禁止ゾーンです。
缶製造ラインの見学とクイズ体験
次は3階に移動し、缶製造ラインを見学。ここでは、WONDAコーヒーや果実飲料などの缶製造工程が紹介されていました。
中でも印象に残ったのは、ワンダーコーヒーを入れる巨大タンクの展示。「このタンク、1人で全部飲んだら何年かかるでしょう?」というクイズがあり、選択肢は100年、200年、300年。
正解は――「300年」!
会場は「えぇ~!?」という驚きの声と笑いに包まれました。
1分間で1600本もの缶が充填され、賞味期限が印字されていく工程は、まさに“工場ならでは”の見どころでした。

ゲストホール 工場見学、社会見学の後はうれしい試飲タイム!明石工場でつくられたをドリンクの試飲いただけます。

すべての見学を終えると、再び2階の「ゲストホール」へと戻ります。
ここでは、アサヒ飲料製品の中から好きな飲み物を1人1本ずつ、自動販売機から選んで試飲できます。


私たち家族は、「カルピスウォーター(R)」PET500mlを2本、バヤリースオレンジPET280mlを1本チョイス。
「カルピスウォーター(R)」PET500ml|乳性・乳酸菌飲料|商品情報|アサヒ飲料 公式ウェブサイト
バヤリースオレンジPET280ml|果実・野菜飲料|商品情報|アサヒ飲料 公式ウェブサイト
娘は「これ飲む~!」とバヤリースを手に取り、にこにこ顔でごくごく。カルピスもすっかりお気に入りの様子。
テーブルについて、家族そろって一息つきながら、見学の感想を語り合います。
記念撮影と、うれしいお土産まで!
試飲の後には、ガイドスタッフさんから「記念に一枚いかがですか?」と声をかけていただき、家族3人で記念撮影。(その時写真を撮る合い言葉はアサヒーでした。)とても丁寧に対応していただき、素敵な思い出になりました。

そして、なんと――
最後には「三ツ矢サイダークラシック」をお土産に1本ずつプレゼントしてもらいました!
試飲の3本とあわせて、合計6本ものドリンクをいただくことに。
これにはびっくり、そして感謝の気持ちでいっぱいです。

ギフトショップでお土産を購入し、工場見学、社会見学終了
最後に1階のギフトショップへ立ち寄り、限定グッズや飲料をお土産に購入。
ショップには、ここでしか買えない三ツ矢グッズや復刻デザインのサイダーなど、見ているだけでも楽しい品揃え。
娘も「これ欲しい」と、三ツ矢サイダーの飴、カルピスの餅、カルピスラムネが入ったお菓子の詰め合わせを手にしてニコニコ。お土産の袋を片手に、工場を後にしました。


家族で楽しめる三ツ矢サイダーミュージアム、 アサヒ飲料明石工場 オススメです!
こうして約1時間半にわたる工場見学、社会見学は無事に終了。
見学内容は大人も十分楽しめる本格的なものでありながら、子どもにもわかりやすく、親切丁寧に案内してくれるガイドさんの存在がとても心強かったです。
何より、娘が終始楽しそうに過ごしてくれたのが一番の収穫でした。
無料でここまで体験できて、試飲もお土産も充実――。工場見学の魅力を存分に感じることができた一日でした。
もし兵庫・明石方面にお出かけされる方がいれば、ぜひ立ち寄ってみてほしいスポットです!
おしまい。